「永遠の0(ゼロ)」を読みました

本を選ぶ時、みなさんはどんな選び方をしていますか?

フィーリング?
話題性?
作者?

今回ワタシがこの本永遠の0 (講談社文庫)を選んだ理由はというと・・・

電車でイケメン君が熱心に読みふけっていたから(ぉぃ

いや、あの・・・
それも理由のひとつではあるのですが、タイトルにひかれたというのもあるんです。

ゼロってなんだろう

読み始めてしばらくすると、ゼロ戦パイロットにまつわるストーリーだと分かりました。
そう、タイトルの「ゼロ」はゼロ戦のこと。

読むべきストーリーがここにあった

現代と戦時中が行き来するストーリー展開にぐぐいと引き込まれ、戦闘機の種類名などの慣れない名前や専門用語に時々混乱したものの、全体的にはテンポよく読み進めることができました。

ノンフィクションなのではないか?と思うくらいのリアルな描写は、戦争を知らないワタシにとって、いろいろと考えさせられるものがありました。神風特攻隊と呼ばれた人たちは、本当に皆お国のためにと喜んで逝ったのでしょうか。否。それはきっとありえない。
当時の時代背景を考慮しつつ「ワタシだったらどうだったんだろうか…」と考えながら、物語の織り成す世界に没頭していくワタシ。

戦争を知らない世代が増え、当時を知る人がどんどんこの世を去っていく今、知っておかなければならないことってあるはずだと再確認。あくまでもこの本は小説の世界だけど、事実を多方面から見ることって大事さねと感じずにはいられませんでした。

そして、自分について、家族について、戦争について、生き方について・・・
この本1冊から多くの気づきと学びを得ることができました。

主に電車での移動中に読んでいたのですが、最後の方にいくにつれて、思わず「ウルッ」となってしまうシーンがあり、涙を必死にこらえながらの読書となりました。だって、電車の中で泣いちゃうって・・・ちょっと恥ずかしいもの!

読書好きで知られた故・児玉清氏絶賛!の帯に間違いがない内容です。
たくさんの人に読んでもらいたいなと思った本の1つとなりました。

文庫にしては少々お高めだったのね。
買うとき全く気付いていませんでした…(遅

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