伊勢海老・あわび・車海老セットが3,980円

このタイトルを見て皆さんどう思いますか?

日頃一般家庭ではめったに口に出来ない高級食材の3種類が入ってこの価格。
「安い!」と感じる方が大多数だと思います(実際ワタシもそうでした)。

これは、実際にとあるネットショップさんがタイムセールとして開催された内容なのですが、こうしてあっと驚くような価格とタイトルでお客さんをひきつけるというのは大切です。

しかしですね、しかしですよ・・・

伊勢志摩在住で本場の伊勢海老の味を知るワタシは一言モノ申したいです(><;)

この商品、内訳をよーく見ると

伊勢海老(南アフリカ)

うん、安い値段に納得。輸入物なんです。
別に輸入だから悪いというわけではないのですが、
伊勢志摩在住のワタシとしては

伊勢志摩産だからこその「伊勢海老」

だと思っている部分があって^-^;
輸入モノとは味も比較になりません!(お国びいきなだけ?!)

このセット商品を購入しているお客さんたちは、こぞってその安さに驚嘆し、
「あの高級伊勢海老がこんなにリーズナブルに味わえるなんて!」
と、絶賛のお言葉ばかり。もちろん売上も急増中みたいです。

これでいいのか?!

そう思ってしまいます。

国産の伊勢海老だと、セット販売したら到底このお値段で売ることは難しいです。

そして、氷締めでお届けしますとあったのですが、
※氷締め:生きた伊勢海老を氷の中に入れ、仮死状態にすることで鮮度を保つ。

今の季節、伊勢志摩では伊勢海老漁は終わっており(漁期は10月~4月くらいが一般的)、伊勢志摩産の伊勢海老を手に入れるとしたら生け簀(いけす)に活けてあるものか、冷凍してあるものに限られます。
今から夏に向けては海女漁が盛んになり、アワビやサザエがおいしい季節になってきます^-^

そして、wikiによると

伊勢海老の生態
房総半島以南から台湾までの西太平洋沿岸と九州、朝鮮半島南部の沿岸域に分布する。かつてはインド洋・西太平洋に広く分布するとされたが、研究が進んだ結果他地域のものは別種であることが判明した。

という記述があり、結局安くセットで売っているものは
「伊勢海老(らしきもの)」
であるのではないのか?!とすら思えてしまいます。

伊勢海老であって、伊勢海老でないもの。
そうなるのかもしれません。

普通に買い物を楽しむユーザさんは、ここまで考えずに消費行動に走っているかもしれません。

ただ売れたらいいのか

考えれば考えるほど
「商売とはどうあるべきか」
悩んでしまいます。

 

コメント

  1. no より:

    通りすがりです。
    友達が伊勢海老漁をしているもんで、ひと言言わせてください。
    お国びいきですね~。
    申し訳ないですが、巨人ファンが「巨人以外野球じゃない」って漢字に聞こえます。
    分かりにくいですかねw
    伊勢海老も人種と一緒で、白人・黒人といるものなのではないでしょうか?
    Wikiにだって、伊勢海老の部類で各産地載ってるんですし。
    そのお店が偽ってるならまだしも、表記されてるんならいいんじゃないでしょうか。
    通りすがりました~。

  2. リナゾ より:

    no様
    超カメレスでごめんなさい!
    >お国びいきですね~。
    ごめんなさい(苦笑)それもあるとは思います。
    ただ、ワタシがいいたかったのは、いかにも国産風にうたい文句をうたっての販売はいかがなものか?
    という部分が主でした。
    たくさんある情報の中にポツリと「輸入物」と小さく記載されているのは、保険の約款みたいな感覚をうけてしまって^-^;
    その辺の情報を取捨選択して行かなければならないのは、ワタシたち消費者側になるのは分かっているのですが、なんだか解せないなぁと感じたので記事にしました。
    ご意見オオキニでしたっ!

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